ソーニャ文庫アンソロジー 化け物の恋
山野辺りり/八巻にのは/葉月エリカ/藤波ちなこ/Ciel
このレビューはネタバレを含みます▼
どのお話も趣向が違い面白かったです。4番目が一番気に入りました。はじめは何もかも奪われたヴィクトールが化け物なのかと思いましたが、何もかも与えられて光という名のリヒトが本当の化け物なのではと読み終わって感じました。
望んでいないものは与えられて本当に欲しいもの(アミュゼルの心)は手に入らない。
そう思うと化け物の恋というアンソロジーのテーマが切なく響いてきました。
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