【単話版】断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す@COMIC
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【単話版】断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す@COMIC

北国良人/楢山幕府/えびすし

ちょっとだけ残念……

ネタバレ
2022年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画綺麗で大好きです。単話自動購入してるし単行本も先生の昔の作品も買って読んでます。オーバーリアクションなところはいつものことなので世界観が崩れない程度になら良いのですが、今回の8話はちょっと……いや、本音はものすごく残念でした。
クラウディアが仲裁に入るところはギャグパートではなかったはず。悲劇のヒロインぶって周りの同情を買う可愛らしいフェルミナに対して、貴族の中の貴族らしく女神の様に美しいクラウディア。下位貴族にとっては近づきがたく現れるだけで鎮まり道が割れる(ここ大事!)それだけの圧倒的な存在感。
そんな対比が際立つ話であり、ここでの振る舞いが後々クラウディアを助ける重要な回になるはずなのに……貴族にあるまじき距離の近さと色気押しに涙。
咽せ返るような色気しか描けない作者さんではないので解釈の違いなのでしょうか。
今のクラウディアには貴族らしさも落ち着きも神々しさもないんですわ……。あるのは色気振りまいて周りを翻弄させてるだけ。
あの商会の坊やは女神との邂逅を果たしたかの様な余韻に動けずにいたのに、今作は目先の色気に当てられて赤面して逃げ出す始末。全然ちなう。泣きたい。
原作が良いなら原作だけ読んで黙っとれと言う方もいるかもしれませんが、私はどちらも大好きです。
ただ、娼婦時代のクラウディアだって色気だけではトップになれなかったはず、もう少し貴族らしいクラウディアが見たいです。
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