前略、お兄ちゃんは聖女になりました。【単行本版特典ペーパー付き】
由依子
ダダ
さん
(女性/40代)
総レビュー数：1355件
このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんなんですが、SNSで紹介されていて面白そうだったので購入してみました。高位魔術師テオドロス×料理人の梅彦のお話で、表題作のみ全６話＋描き下ろしで合計166ページ。料理人として働くお兄ちゃん気質の梅彦が、テオドロスによって異世界で聖女として召喚されてしまい…というストーリー。元々異世界モノはあまり読まないし、ガチムチ受けはそんなに好みじゃないし、正直表紙にもあまり惹かれなかったんですが、立ち読みしてみたら結構面白い！ということで、完結していない続き物にも関わらず購入してしまってました。実際、表紙より中身の方が絵の雰囲気が良かった気がします。少年誌のキャラみたいなビジュアルですが、ハマる人にはハマる絵柄かも。個人的にすごい好みど真ん中というわけではなかったんですが、絵の丁寧さは感嘆ものです。細かいところまでしっかり描き込みされています。木になる疫病とか描写がリアルで軽くホラーでした！そしてお兄ちゃんな梅彦がチョロチョロのチョロです。でも正義感が強くてまっすぐでスレていない梅彦が、枯れたテオの心を少しずつ潤していくのがとても良かったです。それにしてもお兄ちゃん、料理人なはずなのに良い身体してるなぁ〜。一回だけですが触手エロがあったり、イン紋で疼いて焦らされたり、定番ではありますが、結構エロも多かった気が。ちなみに既述の通りこれで完結ではないです。二人の関係に進展があるのか、次巻の発売が待ち遠しいです。
いいね
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG