金獅子王と運命の花嫁
」のレビュー

金獅子王と運命の花嫁

宮本れん/鈴倉温

やんちゃ王子にやられちゃいました。

ネタバレ
2022年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1、2巻通して読破! 面白かったし、何よりお子たちが可愛かったー。大満足です。
1巻は日本から異世界である獣人の国のお城のバラ園に飛ばされた紬と孤独な獅子王オルデリクスとその兄の忘れ形見アスランの出会いからオルデリクス✕紬の結婚まで。国の宝であるバラもとっても重要で、しっかり物語全体を繋いでくれてます。とにかくアシュに終始癒やされる。紬たちはいくつもの事件を乗り越えて唯一無二の存在へ。思い出、家族…たくさん考えさせられました。そして最後は奇跡が!偏食王子アシュのためにいろんな料理が出てきてどれも美味しそう!特にリンゴのスープ…ロシアの料理らしいのですが、食事としての果物のスープの存在に衝撃!ぜひ食べてみたいです。

2巻は完全ファンタジーならではの子育て日記のような。途中男性読者はここまで子育てに振り切った内容はどんな気持ちで読まれるんだろ?と苦笑しちゃいました。後半に長い間戦争を繰り返してきた竜人の隣国の難民受け入れ問題で、子育て奮闘記から脱却したかとおもいます。奇跡の双子ルルとフル(アシュの秘密の呼び名が大好き!)の可愛さにやんちゃ王子ことアスランの可愛さに身悶えと熱いため息が止まりません。

さらっと読めて幸せな気持ちになれました~
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!