このレビューはネタバレを含みます▼
こういうのを待ってたんだ!!!!!!!ジャンプのアプリで見つけて一気読みして三巻まで買って毎月更新をたのしみにして…終わってしまってショックでしたが、終わり方は完璧の一言。こういう物語は、終わり方も都合が悪くなくては…と思います。もとからネジの外れた鎧塚も、覚悟してネジをぶっぱなしたあづさも、そこまでしても人生の問題を都合よく整理はできないということ。ここまでぶっとびながら、リアリティに決着する。鎧塚の仇の動機も、いっそリアルすぎる。そんなくだらない理由で…!?と思いながらも、納得のいく動機を示す殺人犯のほうが珍しいですからね。
都合が悪いということばかり言うと、読後感は悪いように思われますが、そこが本当にさすが。鎧塚もあづさも、ふっきり方が綺麗。そのさっぱり感がよく似ている二人なのだと思います。大切なもののためにあっさり人生を放り出してしまう強さと危うさ…。けれども、少なくとも二人は最後、納得して正しい道を選んだし、なにひとつ後悔するところなく終われた。最高だと思います。これ以外のエンドはなかったと思うくらい…。
ここ数年で、一番読んで良かった作品です。これからは先生を追いかけようと思います。
追記 ね〜単行本おまけストーリー!!!!!!も〜〜〜〜その後が……あうあう……納得して受け入れた結末で決して不幸ではないと思いながらも あづさ……あづさ……
鎧塚もさ〜あづさの言う通りに生きたんかな…人生取り戻せたんかな…なんというか、安易に「よかったね」とか「かわいそうだ」とか思ってはいけないんだなと思った。みんなちゃんと生きていたんだって感じが…うう…
しかし息子が実名で検索したらヒャッハー鎧塚が一発でヒットするの笑ってしまうなとは おもいました