このレビューはネタバレを含みます▼
獣人と人間､さらにそのミックスとが共存する世界｡責任感が強くお人好しのおじさん•鳩堀さんは里親の見つからないミックスの孤児を一時預かることになります｡人の容姿に耳と尾だけが犬である子供は､人間からペットとして扱われ虐 待を受けていた為に警戒心が強く､読み書きなどの教育も受けていません｡スプーンやフォークが使えなくてご飯を食べようとしないその子に､おかずを小さく割ってフーフーして食べさせたおじさんは､お風呂に入れようとしてその身体に残る虐 待の痕に愕然とします｡おじさんは涙を流して同じ人間のしたことを謝り､傷だらけの子供を抱きしめて､ここにいれば大丈夫だからこれからいっぱい幸せになろうなと言うのでした｡おじさんは子供をリコと名づけ､育て親となります｡やがてリコはおじさんにすっかり懐き､すくすくと育ちます｡そして､過去に受けた虐 待で人が怖くて心が幼いままのリコにも発情期がやってくるのでした｡優しいおじさんと可哀想可愛いワンコのお話は本格的なエロには至りませんが､ほんわかと癒されます｡頭だけ犬とかカメやハムなど珍しい獣人が登場するのも楽しかったです｡
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