僕は君のいいなり2【単行本版】
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僕は君のいいなり2【単行本版】

あがた愛

恋人になっても色々拗らせてる二人(尊)

2022年11月5日
晴れて恋人になった檀野くんと木下くんのお話ワーイ!表紙の檀野くんかわいいかよたまらん〜!と、軽率にウキウキで読み始めたところ、恋人になっても尚お互いに色々拗らせてる二人が尊過ぎてすぐに心臓を押さえました。二人とも!そのモノローグを口に出したまえよ!と、何度思ったか知れません。そして檀野くんの中学からの親友・吉井くんと、木下くんのクラスメイト・小松くん、桂木さんがなんともいい子達で良かったです。前作では木下くんになかなか感情を口に出せず笑顔も見せられなかった檀野くんが、少しだけかもしれないけど本音や欲望を言えるようになり、可愛らしく笑いかけられもするようになったラストでジンワリ涙が出てきました。こんなん余計に木下くんメロメロ不可避ですよね。1巻2巻通して見ると、タイトルの『いいなり』の意味合いが、ちょっとヒリッとする“相手の欲望を消化するための言いなり”から、あたたかみのある“好きな人の望みを叶えたいための言いなり”に自然と変わって行ったように思えるのがたまんないです。できれば二人が高校を卒業したその後の話も見てみたいなぁと思う、しみじみと大好きな作品になりました。
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