寄越す犬、めくる夜
」のレビュー

寄越す犬、めくる夜

のばらあいこ

不憫すぎる2人の犬と猫。

ネタバレ
2022年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューの評価が高いので何度か途中まで試し読みしては購入には至りませんでした。
1巻の最初、ハードすぎるから。
“可哀想な子”に萌える性癖もないし、
ちょっと設定が重過ぎるかな、と。
しかし1巻全部読んでみると、
どんどんお話に引き込まれて先が気になって仕方ない。

結局一気に全巻買いました。。
それ位、引き込まれました。
はじめは糞生意気で可愛くなかった菊池がどんどん可愛くなってくのが堪らなかった。
描き下ろしの「だいてくらさい」可愛すぎる。。

優しすぎる新谷くん、どうかと思うけど
(逃避行先でもヤッてんのは少し引いた…
それは優しさなのか?)

新谷君は菊池を選んだけど、
ある意味須藤さんのことも少なからず想ってたのかもな。

終始、苦しくて苦しくて切なくて悲しくて。
けど最後には読んで良かった、と思える作品でした。
それぞれの形で幸せになって良かった。
読み直せば読み直すほどに素晴らしい作品だと気付かされます。
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