このレビューはネタバレを含みます▼
モブやらなんやら悲惨過去やら、重め激しめ系のΩバースはキツい。ドキドキしながら読み進め、ラストに到達したら、ぱぁ〜っと花が。ヤクザΩの柊に、辛い事は起きません。良かったです。ハラハラドキドキしても二人の完全勝利!、繰り返し読みたいΩバース、大好きな作品です。
組長の孫、Ωの柊は、「護られる」ために離れに隔離される生活を送ってます。その世話係に抜擢されたのがβの真凰で、実はα。柊は当たりも柔らかく従順で本の虫、そんな仮面の下で、次期組長の弟αへの下剋上を狙ってます。真凰は、αである事を隠したい。お互いの秘密を共有して、親密になっていきます。上下関係キッチリありつつ、そこはαとΩ。当然のように惹かれあってく二人、そして下っ端の真凰は、組を巻き込んだ弟αの策略に巻き込まれていくんです。ヤクザの世界、Ωのヒートの誘発とか、ハラハラしました。柊は優秀、でも危なっかしいところもあり、何より負けん気強くて可愛さもあり。王道中の王道Ω様ですね。βに見せかけるため、ほどほどヤクザでいた真凰、リミッターを外した後は最強の番&護衛になってそう。どちらもカッコいい。ヤクザとかΩバースとか、苦手な方にも気持ち良く読んでもらえると思います。オススメです。