へうげもの
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へうげもの

山田芳裕

着眼点が✌✌

2012年4月27日
着眼点が新しくユーモアがあり、絶妙に肩の力が抜けていてシュールな作品です。

他の戦国時代ものの作品は、ひたすら戦いだけを描いたものが多いですが(それも面白いですが…😃)、本作品は違います。

文化・芸術的な面にもスポットを当て、戦国時代に生きる武人達の芸術品に対する凄まじい物欲を描き、個々の人物像が新しい角度から人間臭く表現されています。

特に、織田信長の持つ壮大な世界観と研ぎ澄まされた感性をリアルに描いています。
 信長の家臣“主人公・古田左介"は、千利休を通じて茶の湯の世界に触れ、わびさびの奥深い精神性を学びます…。

…好みはハッキリ別れるでしょうが、じわじわとハマっていく面白さです。
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