召し上がれ愛を
」のレビュー

召し上がれ愛を

木下けい子

ありがとうございます!

ネタバレ
2022年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ はぁぁ…癒されました。この作者様はピュアな小悪魔を描かせたら天下一品ですが、そんな作者様の作品の中でも特に好きな作品です。省庁のような大所帯、しかもエリート意識の塊の集団の中では、要領良く立ち回れない笹川の様な人間は、息をするのもしんどいはず。そんな彼の前に突然現れた(実は随分前から現れてはいるのですが…)フレンチシェフ俊成。笹川の好物のショコラ並みに甘く甘く、とにかく笹川を甘やかしてくれるけど、コミュ障の笹川はどう接していいか分からない。不器用な笹川を落とすために、あの手この手で癒そうとする俊成と、かなりズレてる笹川とのやり取りに、日々溜まり続ける疲れがほぐれていきました。読み終えて、作者様に感謝を伝えたくなる作品です。
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