このレビューはネタバレを含みます▼
石崎大海は彼女にフラれた直後に酔っ払いに絡まれます。そこに包帯だらけで松葉杖をついた青年が通りがかり声をかけてきます。怪我人にまで無体を働こうとする酔っ払いを石崎が制止して難を逃れますが、石崎のことを「カッコいい、俺の運命の人かも」と言う青年のケガが実はハロウィンの仮装で、ナースコスのケバいギャルまで現れて石崎はお金を押し付けて逃げ出すのでした。その後友達の店で飲みながら愚痴っていた石崎は鞄が無いことに気付きます。慌てて先程の場所に戻ると、青年が鞄を大切に抱えて待っていてくれたのでした。その青年•和山幸多は石崎に会いたかったと全開の笑みで喜び、お金もいらないと返してくるのでした。ここから世代も人種も違う二人の付き合いが始まります。一見チャラい兄ちゃんなコータが一途なDK(しかもまさかのDT)だったり、真面目なリーマンのヒロさんがエロ方面は流されやすかったり、それぞれの意外なギャップが面白いです。小さい頃から一人で味気ない食事をしてきたコータを、求められるままに流されてきたヒロさんが大切に想い、支え支えられる関係になってゆきます。ジェニーさん、マリリン、凛子と脇キャラ達も個性的でした。