このレビューはネタバレを含みます▼
激化する帝位争いの第四勢力となった弟を皇帝にするため、無能を演じていた双子の兄が暗躍すると言う話。陰謀渦巻く話なので、重苦しい話になりがちだと思うが、いい具合に緩急つけていてすんなり読める。のほほんとした感じのフィーネもいい味出しているが、5巻ではただののほほんとしたお嬢様ではないという片鱗を見せている。全権大使として外遊途中でトラブルから弟と入れ替わることになった主人公が、いつ元に戻るのか、それともこのまま入れ替わったまま任務を果たすのか。協力者も徐々に増え、当面ザンドラとの全面対決になりそうで、今後の発展に目が離せない。