無自覚な天才少女は気付かない ~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~
」のレビュー

無自覚な天才少女は気付かない ~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~

まきぶろ/狂zip

設定は面白いんだけど、話が進まないし

ネタバレ
2022年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読みにくいです。3巻まで読みましたが、構成に問題あり!と言えるでしょうか。ヒロインが、勘違い家族にガツンと言いたいことを言う所までは読んでスッキリしたいと思って頑張ってきましたが、それは3巻の終わりの方でした。ここまで長かった〜!元々、話の進展が遅い!と思ってましたが、3巻はさらに酷かったです。最初から3分の2は、小悪党どもがヒロインの作った発明品の製法を手に入れるためににちょっかいをかけているだけでした。途中、この小悪党の後ろに黒幕がいるっていう話が出ますが、正体は不明のまま。事件が起こったその日に、黒幕が「ブツ」を取りに来るはずだったんですよね。でも、小悪党をその恐ろしい黒幕から保護するために牢に入れて「終わり!」捕物も無ければ、捜査をしている様子も無し!今まで延々と無駄に細かい事件の進展を読まされて来て、「なんだったんだぁ〜」と脱力してしまいました。。面白くなりそうなネタをばら撒いておきながら、それを育てることなく、ヒロインのグズグズした思考に戻って、グルグル悩んでいるだけ…の繰り返し。それに、話の中で時間が(断り無く)好き勝手に過去や未来に飛んでいるし、突然モノローグになってしまうし、読者は振り回されて疲れます。ヒロインを取り巻く人々は、皆魅力的で、屑な家族との対比が面白く、先を期待してしまうだけに、残念な作品だと思います。
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