このレビューはネタバレを含みます▼
前作を読んでいた&小説購入済みです。
最初から微笑ましい寝言から始まります。
そこからまた楽しい世界が待っています。
もちろんセシル目線で話が進みます。
前作で結ばれたセシルとバーティア。
プロローグはあれから半年後のある朝から始まります。
幸せそうにバーティアの寝顔と面白い寝言を満喫するセシル。
彼が出会った頃からの話を思い出します。
(だから前作を知らなくても読めます)
はいはい、セシルはバーティア好き好き♡ですね。
というツッコミ満載で、若干2名(チャールズとゼノ)に泣いてもらって話は進みます。
見どころは主人公2人と精霊2人、そして新たなカップル(になりそうなクー兄様)の登場。
今回のサブメインのリソーナ王女とアイレス王太子のカップルも見ものです。
そしてセシルに好戦的な視線を向けるラムタク第一王子。
(彼の場合、小説ではラストにその行動の理由が判明します)
前話は乙女ゲームの世界、と最初から判明していましたが、今回はどうやらバーティアが前世で読んでいた小説が舞台の様子。
それも中身を覚えていないという。
小説ではリソーナ王女が悪役令嬢の立場だったと思い出したバーティア。
「リソーナ様のために代理悪役令嬢になりますわ!!」
妻バーティアが面白いことを始めるなら、夫セシルは妻のとなりという特等席で観察します。
セシルは表向き動かないためゼノが走り回るでしょう。
はてさて、どんな結末が待っているでしょう。
ハッキリ言えるのは、バーティア大好きセシルが、愛妻の悲しむ未来を享受しないということ。
覚えていない内容なら、セシルが引っ掻き回してもバーティアにバレない、バレない。