魔法のつかいかた
」のレビュー

魔法のつかいかた

草間さかえ

怖さとゆるさ

ネタバレ
2022年11月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買い。草間先生がファンタジー描いてたなんて…しかもこれで少女漫画なの凄い。
たっぷりダークな世界観が大好きです。現代の裏社会に秘密結社のような魔法使いの組織があり、企業間の利害に関わったり暗殺を請け負ったりする…思いっきり汚い仕事してます。
魔法とは ”魂の価値” を代償に悪魔と契約する事で…怖ッ!てなる設定が徐々に明らかになっていくのが面白かった。悪魔にとっての “魂の価値” 基準を巡るアレコレとかキャラの負う過去の業とかもう…ダークファンタジー好きには堪らない黒さ。
主人公少年のカワイイ無邪気さやゆるーい絵の雰囲気にそぐわないゾッとする魔法が目白押しです。紹介文にある “ひんやり優しい” って程度じゃない気がするけども、でもちゃんと優しい日常世界がまずあって、その中の不穏のバランス…ちょっと多め。
黒さが見えてくる2巻からハマりました。3巻ヤバイ。良いキャラいっぱいだが紅一点 絹子さんが好きです。続き早よほっしい。
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