ストーカー君は飲みほしたい。【コミックス版】
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ストーカー君は飲みほしたい。【コミックス版】

べのもと

表題作5話+短編2話でボリュームたっぷり

ネタバレ
2022年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんで、シーモアさんの「あなたにおすすめの作品」のところに表示されていたので、試し読み後購入してみました。表題作5話+短編2作(各1話ずつ)+表題作の描き下ろしで合計248ページ。表題作は高校の同級生で、ストーカー気質の千道×推し活に勤しむ水瀬のお話です。同じクラスで文化祭実行委員に選ばれた千道と水瀬。水瀬が隣のクラスの人気者オージさんを密かに推していることが千道にバレてしまい…というお話。千道はストーカー気質な上に、汗や唾液を異常に好む分泌物性愛者でしかも極度の対人恐怖症という。すごい性癖・気質のフルコンボです笑。他人の汗や唾液が癖って、読んで楽しめるかなぁと少し不安だったんですが、全く嫌悪感なく読めました。面白い設定で良かったんですが、オージさんへの好意がバレた水瀬に、バラさない代わりにキスさせて欲しい、体液を飲みたいと持ちかける千道。対人恐怖症の割に結構ガッツありますよね笑。しかもそれを「誰かを熱狂的に好きになる気持ちは分かるから」とすんなり受け入れる水瀬。いやいや、分かるけれども!とツッコまざるをえなかったです。同録の短編は、ヤ/クザ組員×組長の息子のお話と、マネージャー×ゲイビ男優のお話の2作。ヤ/クザのお話は、私は含みのある終わり方嫌いじゃなかったです。ただ女性との結婚のほのめかしがあるので、地雷の方もいるのかも。ゲイビ男優とマネージャーのお話は、短いけれどまとまっていてとても読みやすかったです。
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