このレビューはネタバレを含みます▼
記憶喪失ものですが定番ではない結末が印象的な作品でした。
バイの沖野とノンケの諒一、誤配達が縁となって2人は親密になっていきます。ただこれから幸せになっていくだろう矢先に起きた展開が切なくて。早く記憶が戻ってと安易に考えていましたが、結末は(いい意味で)予想を超えていました。
タイトルの「リフレイン」、同じ人ともう一度恋をするのとは別に、2人の立場が変わった事で諒一が沖野の想いをリフレインする事でもあったのですね。
失った時間よりもこれからの時間こそが重要だと2人が意を決して前を向いた結末に勇気をもらえる作品でした。イラストもしっとりしていて良かったです。