アイツの大本命
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アイツの大本命

田中鈴木

長いお付き合いで13巻

ネタバレ
2022年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品と出会ってから随分時間が経ちました。その間にBL界隈や世間の同性愛に対する受け止め方などがかなり変化したので、作品の中のキャラクター同士の関係性が荒っぽく感じました。佐藤君以外の男性キャラに対する女子からのいじめに近い扱いや、素直になれない吉田くんのギクシャクツンデレ、いつまでこのノリなんだろうと純粋な疑問です。田中鈴木先生の漫画がドカベンの同人誌時代から好きで単行本は全部持っていて、今までずっと面白いと思ってたんですが、今日読んだらアレレという感じ。佐藤君のSっ気や、素直になれん吉田くんがお顔を真っ赤にしつつ頑張る姿、クラスメイト同士のワチャワチャがこの作品の面白いところだというのは理解しています。自分のコンディションが悪かったのかもしれません。でも、もういい加減、佐藤君と吉田くんにはそろそろ正面から向かい合って、変な横槍なしで、仲良くしてほしい気もします。佐藤君が相当歪んでるから無理かなあ。今回出てきた実家も相当ダルかったなあ。13巻には、2016年のアンソロ掲載単話が1本収録されてました。これは嫌な性格の受がさらに歪んだ攻から良いようにされるお話でちょっとダークめな人間描写です。これはアンソロが性格悪い受特集だったからですね。
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