静かに胸に来る物語





2022年12月6日
「あれが欲しい」「こうしたい」「これは嫌」が言えないで今まで生きてきた高校教師の涼太。
面倒を押し付けられることも軽く扱われることも独りぼっちにさえも慣れてしまって、思うところはあるものの淡々とそれらをやり過ごす毎日。
それが根無草のようなヒロトと暮らすことで初めて知る感情がどんどん生まれてきて。
優しくて甘やかしてくれるけど掴みどころがなく肝心の本心が見えない、というか心が無いかのようなヒロト。
「欲しい」が言えない性格だからどんどん自分の内に籠っていく涼太が切ない。
ヒロトの存在が涼太の心に開放をもたらしたのなら、涼太の存在はヒロトの心に救済をもたらしたのでしょうね。
静かな物語ですが、その静かさの中に孤独や焦りがずっと流れていてとても胸に来る物語でした。
面倒を押し付けられることも軽く扱われることも独りぼっちにさえも慣れてしまって、思うところはあるものの淡々とそれらをやり過ごす毎日。
それが根無草のようなヒロトと暮らすことで初めて知る感情がどんどん生まれてきて。
優しくて甘やかしてくれるけど掴みどころがなく肝心の本心が見えない、というか心が無いかのようなヒロト。
「欲しい」が言えない性格だからどんどん自分の内に籠っていく涼太が切ない。
ヒロトの存在が涼太の心に開放をもたらしたのなら、涼太の存在はヒロトの心に救済をもたらしたのでしょうね。
静かな物語ですが、その静かさの中に孤独や焦りがずっと流れていてとても胸に来る物語でした。

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