ひとりぼっちのワルツ
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ひとりぼっちのワルツ

羽純ハナ/松本いさ

不憫健気受け

ネタバレ
2022年12月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰にも何にも興味がない寡黙な攻め×攻めに片思いをする受け
あらすじを読んで以前から発売日を楽しみにしていた作品です。不憫健気受け。ひたすら健気でした。300ページあるのでかなり大ボリューム。でもあと1話ほしかった…!最後かなり駆け足になってしまったのが残念です。上下巻くらいのページ数が必要だったかな。
受けは最初から最後までずっと不憫でかわいそうです。攻めの屋敷の使用人達が本当にクソ。終始貫き通したクソでした。可哀想パートが9割なのでそういうのが好きな方にはたまらないけど苦手な方、甘々が読みたいときには向かないかも。
攻めも心の底は優しいんだけどあまりにも鈍感というか…あんなに痩せてしまった受けに気づかないのは、受けの兄の言うとおり信用に値しないどうしようもない雄だなと。あとクロ!猫ちゃんのことも受けに言われた言葉のとおり、手を伸ばしたなら最後まで責任をもて!使用人に任せたとしても毎日様子確認くらいしろ!!!攻めは人間1年目って感じで本当に本当に感情が乏しいというか無頓着なんですけど、受けに出会えてよかったね。これからはスパダリ溺愛攻めに育つことでしょう(そこまで読みたかったよ~)
えちは2回だけ。内1回は攻め泥酔記憶なし、2回目も頼み込んでようやくなので両思い後のらぶらぶえちはなし…悲しすぎます…
最後が本当に駆け足だったので気になることが残されまくってるんですけど、あの状態までなってしまっても攻めが近くにいて体液を摂取させて貰えれば受けの身体は大丈夫になるんでしょうか…?もう手遅れではないですよね?
あと受けの兄とその友人?(絶対受けの兄が受け!友人が攻めでしょ!!!)の関係性も気になります。こちらの友人、好みのタイプの攻めだと思います。
途中あまりにもかわいそうで涙が出たけどハピエンでよかった。本当にお話の題材というか、すごくよかったのであと1話…ほしかった…もったいない…!
でも不憫健気受けが読みたいよ~~~って気分のときには最適だと思います。ひたすら不憫なので!!!
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