お伽話は地獄の果て、
」のレビュー

お伽話は地獄の果て、

市梨きみ

2巻から気になりました…

ネタバレ
2022年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他とは違う能力を持つ宮廷魔術師レヴィ(16歳)と第13王子サフィール(6歳)のお話。

ストーリー重視系作品が好きで、立ち読みでこれは良さそうと手にとってみました。
ショタは苦手ですが、子供がちゃんと成長する前提なのも安心材料でした。

1巻では2人の出会いからかけがえのない存在になるまでが丁寧に描かれています。

2巻は、冒頭カバー折り込みにある「大事な人の為に、容赦のない事をする」という作者コメントが一瞬気になりましたが、1巻も順当に読み進んだし、子供も成長しているかもと期待して普通に手にとりました。
んが、しかし、この「容赦のない事をする」が、けっこうエスカレート。
相手は悪役なので、まぁ成敗するのはよいのですが、けっこう凄惨です…(^^;
そしてそれを肯定している2人が気になりました。

読み終わった後にレビューを見たのですが、病み系とかダークファンタジーとして評価されています。
私は苦手ですが、こういう感じが好きな人もいるのねと嗜好の幅広さを実感しました。

そしてサフィールがまだまだ大人になる気配がなく3巻に続きます…。
1巻段階では★5でしたが、2巻を読んで★4といったところでしょうか。
3巻はどうなるんでしょう…。
1巻201ページ(描き下ろし1ページ、電子特典1ページ)
2巻(電子特典1ページ)。
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