地雷系彼氏すずくん 【電子限定特典付き】
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地雷系彼氏すずくん 【電子限定特典付き】

かさいちあき

嗜虐心と被虐心のベストマッチング

ネタバレ
2022年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無印1巻初読み時は、意地悪な藍士とコミュ障過ぎな涼が好みではないなと思ったのに、気づいたらなぜか3度も再読していました。今回4度目を再読して、その「なぜか?」が「震える小動物をいじめてもっとフルフルさせたい」欲求の覚醒だったと気付き、すんなりと2巻の購入に至りました。

2巻、良かったです!
涼の、一歩間違えばぶりっ子かまってちゃんになりそうな所を、ギリギリのラインで「その気持ち、わかるっ!」って場所に留め置き、その上で嗜虐心を煽りつつエロへの探究心も盛り込む。なんて美味しそうなキャラなんだー!ってなっちゃいました。
対する藍士は、鼻もちならないイケメンパリピから徐々にふつうの恋する男の部分が大きくなって、いじめるのはベッドの上でだけ(らぶ…)ってメリハリが良きです。特に言葉攻めがサイコーです!
この二人、虐めて喜ぶ癖(ヘキ)と、虐められて喜ぶ癖がグッドマッチしていると、2巻でよぉ〜くわかっちゃったので、安心して萌えることができました。

忘れてならないのはゆるキャラの役割がとても大きい事です。
かっぱちゃんは2人を繋ぐという大役を見事にこなしています。
プラス、さりげなく五月蝿くなくメチャかわいいキャラで、ともすればプレイとしての「虐め」だとしても尖った部分のある作品を、全体的にふんわり優しい空気に変えてくれています。(涼かっぱもすんごいカワイイ!)
涼が、自分の巻き込まれた状況に頭が付いていかなくてグルグルした状態がよくわかるし、そんな時にかっぱちゃんに心を委ねたくなるのも(少女趣味とは思うが)わかります。
今後は涼が成長してオトコマエな一面も見れるかも?という期待が膨らむ描き下ろしもとても良かったです。

ところでクタパタって、Qpaと竹書房を掛けての命名でしょうか?こっちのキャラも気になる…
あと涼のお父さんも気になり過ぎる…。
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