25時、赤坂で
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25時、赤坂で

夏野寛子

こんなに絵が綺麗な作品は初めてです

ネタバレ
2022年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料のおかげで素晴らしい作品に出会えました
作品名は見かけたことがあったのですが、芸能界の話ね、ふーんと興味を持たなかった自分を殴ってやりたい気持ちです。いつかは読んでいただろうけれど、1巻無料がなければこんなに素晴らしい作品をいつ読むことになるのかと思うと怖いです。無理期間が終わっても必ず読み返すだろうと思い1巻から購入させて頂きました。2巻までの購入ですがたまらずレビューしています。もうすでに何度も読み返していますが、とにかく絵が綺麗。瞳とふさふさなまつ毛に惹きつけられる。ストーリーに関して、もし2人の過去の描写がなければ、え?どこで好きになったの?って思ったかも。でもそこは夏野先生の素晴らしい構成に乾杯。大学時代の2人があってこその今。余すところなく魅力的に際立たせてくれていました。大好きな作品になりました。これからも追わせてください。ありがとうございました。
↓12/21追記です
番外編の2巻、最新巻の4巻まで読ませて頂きました。
再レビュー初めてです。それほど素晴らしかった。
1巻で2人の過去をさらっとですが触れていたのでこれ以上に掘り下げてくれるとは夢にも思いませんでした。
1巻だけでも、2人の出会いがどれほど影響を与え合い今日までそれぞれ生きてきたのかを想像することが出来ていたのに、4巻を読んで、私の想像なんて遥かに超えてゆく2人の出逢い、お互いに感じていたであろう芝居への気持ち、憧れや救い、読みながら自然と涙が溢れていました。4巻を読み終えてから、2巻で映画撮影が終わったあと麻水さんが白崎くんに『ありがとうね』『出会ってくれて?』と言ったシーンをふと思い出しました。
3巻までは何となく、白崎くんの方が麻水さんに救われている描写がどうしても目立っていたように思うのですが、今改めて読み返すと全くそんなことなかった。麻水さんがどれだけ白崎くんとの出会いに救われてきたのか、どれだけ大事に思っているのか、大事にしたいのか痛いほど伝わってきます。そりゃあどろっどろに甘やかして大事にしたいですよね。だって自分を掬い上げてくれた人だから。これからもきっと2人でお互いを救い合い、支え合って生きていくんでしょう。
何巻になっても完結まで見届けたい。完結してもずっとずっと2人の生活は続いていくんだろうけれど。
そんなきらきらな未来に期待してしまうような作品です。出会えて本当に良かったです。
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