来世は他人がいい
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来世は他人がいい

小西明日翔

めっちゃいい

ネタバレ
2022年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒリつくような心理戦が熱くて、ほんとに面白いっ。ポチっとする手が止まらないです。ほんとに中毒性がある漫画。再々読してもまた読み返したくなる。規格外すぎるサイコパスっぽい霧島に「アンタあたしのこと殺そうとしてるわよ」とか「真人間装うぐらいだったら世界一頭のおかしい人間になれ」と遠慮なく踏み込んでいく吉乃がカッコいいです〜。関西弁で炸裂する啖呵が最高〜。まさに姐さんって感じ。霧島と吉乃のズレた感じの掛け合いも笑ってしまうし、吉乃を通して霧島を見ていると、何でもソツなくこなしているかと思えば不器用なところもあって(気持ち悪いところは相変わらずあるけれど)ちょっとズルい。そういう健気なとこみせると吉乃みたいな人は放っておけないでしょ。それから霧島とは対極にある翔真の存在感もとても大きい。いちいち面と向かっては言わないけれど、吉乃への信頼や尊敬が端々で感じられてほんとにクールな男だなと思う。
「あの人は俺のものでもお前のものでもないんじゃ。ボケ」って翔真はいってるけど、彼氏という枠をもらっただけで三角関係はそれこそ永遠に続きそうな気がする。というか永遠に3人でワチャワチャやっていてほしい。椿は意味深なことをつぶやいているし、霧島は真の愛を知ることができるのか。(巻末のコマ漫画も面白くてほんとしみじみ笑える)ますます先が楽しみで新刊でるのを待つのがツライです。
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