繰り返しでも、どうか幸せでいてと願う。

ネタバレ

2022年12月21日

このレビューはネタバレを含みます▼ 完結巻に相応しい、とても深い題材でした。元々ノンケ(寄りのバイかな)のアレックスが友人カップルに精子提供……私は正直この友人カップルにモヤモヤしましたね。コールの気持ち考えてんのかお前らぁぁぁって(笑)コールのやり場のない苦しみと寂しさ。他者と共に生きていくことの大変さ、これは同性・異性関係なくいくら愛し合っているふたりと言えど違う人間、人格、価値観。それをどこかで譲り合わないと難しい。どうしてもコールの肩を持ちがちになっちゃうので、アレックスの傲慢さにもうブラッドにしちゃえよ！聖職者でも天使でもサイコパスでもいいじゃん！って思ってしまうけどやはりコールにはアレックスしか居ないんですよねぇ。アレックスの葛藤も理解できる、パートナーに何かを諦めさすならばそれ相応の覚悟が必要だと頷きながら読んでしまいました。きっとふたりはこれからも揉めるし、コールは病むし、お互いに疲れてしまう時もあるでしょう。その繰り返しでもこのふたりにはずっと一緒にいて幸せであれと願います。それにしてもコールの可愛さが増し増しの増しで、髪の毛縛っているコールが性癖にぶっ刺さりまくりました。はぁ〜可愛い。この作品のファンの方は絶対こちらの小冊子付きがおすすめです。ペーパーがたくさん入ってて大満足でした。完結が寂しくて定期的に読み返しています。ブラッドのスピンオフが連載始まりましたね、そちらも1冊にまとまったら買いたいと思います。ブラッドには幸せになってほしいけど、コールのことずっと好きでいてほしいなという気持ちもある……(笑)

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chinchilla さん

(女性/60代～) 総レビュー数：0件

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