このレビューはネタバレを含みます▼
吸血人種と人間という百万回こすられたネタがベースですが、現代的な解釈の世界観で人間を研究したい吸血人とその観察対象というカップリング。吸血人が研究者らしい浮世離れ感があり、自分の恋心にもまるで気づかず執着しているのがとても良かったです。闇オークションで落札された人間さんも特に美形とかそういう設定はなくただのアンラッキーなおじさんで、最初反発を抱きながら徐々に絆されていくのが可愛くて…。とにかく最初から最後までおじさんがかわいくて、とっても満足です!個人的には寿命が違ったりおじさんの周りの人間たちが心配して探したりとかのあたりでまた続編を膨らませてくれたりしないかなー、期待してしまいます。ある程度背景を設定してくれながらこれぞBL!といういちゃいちゃもあり、年末に良い作品を読ませていただきました。絵も終始美しくて眼福でした!