シリーズ3 過去とともに未来へ





2022年12月24日
作者様はどの話から構想していったのでしょうね。林田、秀那、弓。それぞれの視点で捉えようとしても、感情が勝って言葉にするのが難しい。三者それぞれ大人になりました。下巻で弓が秀那に「俺のは目に見えるだけだから」この言葉がもうジンときました。上巻で林田の過去が明かされてしんどいシーンがあって、そういうのと相まって、心に刺さりました。3人の弱さ、強さ、優しさが、詰まっていてドシンときます。自らに振り返って学べることも多いです。何より、林田が、しんどい経験と向き合い決して忘れることなく自らのカセにし、背負い込むばかりでなく過去の思い出として、前を向いて未来を生きていく姿が、読者への贈り物のような気がしています。

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