グレイゾーン
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グレイゾーン

朝御飯丸

自分的解釈

ネタバレ
2022年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けは平凡な自分、平凡な日常に退屈していた。そこにふ、と沸いて落ちてきた非日常。ワクワク感。男にヤられる。薬、秘密の部屋。こんな身近にアウトローじみたヤバそうな奴がいた。
そしてヤバいのに捕まってしまった自分は、平凡な人間なんかじゃないと優越感、錯覚。
しかし、禁断の扉を開けてみたら、なぁんだ。
攻めは全然危ない奴じゃなかったし、むしろただのハイスペック男子だった。
平凡な自分とは違う。
そこで、すっと冷める。
待ち伏せされたり異常な着信数には、ちょっとゾッとしたけど、その後はあっさり引き下がられて。
男と寝ても女と付き合ってもなんか違う。
もう気持ちはすっかり持っていかれた後だったことに気づく。
いっぱい送られてくる絵。こんなに想われてた。
でも、もういらないってこと?
そんなの嫌だ。

思わず攻めの元に行ってしまう。
そしたら、あっさり手籠めにされて、
やっぱりコイツ頭おかしいな、って思う。
こんな平凡な自分を好きで、こんな普通の自分に執着して、端からみたらあんなにハイスペックな人間なのに。
自分の非日常は、攻めの隣にあると気づく。
こんな感じかと思ったんだけど、


世界観むずかしいなぁ〜。

ほんのり薄暗い感じでさらっと読むのがいい。
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