Mと喜劇
」のレビュー

Mと喜劇

山田酉子

癖になる短編集

2022年12月30日
雑誌で「真昼の星」を読んで、気になった作者様。こちらの作品が載っていたので購入。
九十九さんのドM、ビッ○っぷりが突き抜けていて逆に清々しく感じる表題作が5話と、短編が4話。
どれも一筋縄ではいかない話ばかりだが、モヤモヤが無くなんだか癖になる。
「不良物件」は兄弟で1人を取り合うという、短編の割には相当なパンチ力のある話で1番衝撃的だった。
「真昼の星」と「ちゃらちゃら」は、これからの未来を期待させる終わり方が好き。「tsumuji」は文学的で面白かった。
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