匂いの先はケモノ道【電子限定描き下ろし付き】
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匂いの先はケモノ道【電子限定描き下ろし付き】

螺子じじ

可愛い2人でした。

ネタバレ
2023年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初単行本との事で、後書きで知りました。
内容は獣人物のお話では王道と言っては王道かもしれませんが、私は満足させて頂きました。
狼男の家系に生まれたDDのアキラと幸薄い万里の出会いから恋人同士になるまでの恋模様。
狼男家系で、男子のみ満月になると獣化してしまうと言う摩訶不思議な現象で、成獣になれば、自身で獣化をコントロール出来るのだけどDDになっているのにアキラは未だに子犬の様な姿で、獣化すると言葉も「ワンワン」としか出ず(笑)
ただし嗅覚、聴覚は人間離れしていて人間の姿でも強く感じてしまって困っていた。
ある時万里の匂いに引き寄せられ。いい香りだなと。
満月の夜に公園に居る万里に再度子犬の姿で出会い、優しい笑顔で見つめてくれる万里に益々惹かれるが子犬の姿だからこそ気を許して真の姿を見せてくれただけで(笑)
万里はデリ○ルで身体を売る商売をしていて、顧客は暴力的な客が多く傷が絶えず、とうとう大変な怪我を負わされて。
父親の借金の方に身体を売る仕事に半ば強制的に就かされてから、自分は身体を売るしか出来ないとずっとデリ○ルをやってきて、楽しみも何も無い生活の中、執拗に面倒見てくるアキラに、文句を言いながら少しずつ依存してきていたが!
2人とも可愛くて、だんだんアキラが成獣になってくる過程も良く出ていて、万里もデリ○ルから抜け出せる事も出来て、2人で幸せになって行くのが見えてきて良かったです。
書き下ろしも2人可愛かった~。
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