インザケージ
」のレビュー

インザケージ

左藤さなゆき

最高に好き。何回も読み返してる。

ネタバレ
2023年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 執着攻めが大好きなのでドストライクでした!
さすが左藤さなゆき先生!信頼できるわぁ。やっぱり運命の番の王道はハズレがないですねぇ。作中の至る所で兄・廉司と弟・衛司の比較というか、違いが明確に表れてて、そりゃ陽も廉司を選ぶよなぁと納得しかなかった。幼少期からすでに番になる約束をする廉司と、恋人になろうと言葉にしない衛司。陽の“平気”に気づける廉司と、気づけない衛司。陽を誰よりも優先する廉司と、陽だけを選べない衛司。周りの目を気にしない廉司と、関係を表立って公表しない衛司。
たとえ嘘でも「Ω嫌い」と陽の存在を否定するような発言をする衛司に対して、廉司は「陽がΩに生まれてくれてよかった」と言ってくれる。もう全てに関して衛司が廉司に勝てることはないのだと読んでて感じましたね。これだけ廉司の執着度合いを見せられた後にあの描き下ろしですよ!ほんとに囲われてるのはどっちなんだろうね......。Ωかαか...。作者さんのTwitterで廉司はヤバイα典型だから子どもにも嫉妬すると仰っていてめっちゃ解釈一致でした。
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