黒獅子王と運命の番【電子限定おまけ付き】
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黒獅子王と運命の番【電子限定おまけ付き】

東野海

ちょっと変わったオメガバ 追記∶2巻

ネタバレ
2023年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ αをΩにする魔法。王と騎士と魔法が出てくるファンタジー。そのヒロインはαの騎士団長で、魔法によってΩに変わるカレル。王のゼルギアは10年程前に運命の番と思える香りに出遭った。それがαのカレル。王の守護四家から選出されたΩは選ばず、αのカレルを指名。1ヶ月以内にカレルをΩにし、ならなければ四家選出のΩ全てと交わり最初に子を産んだ者を王妃にすると。カレルがΩに変われることを確信していた王はなかなか強気。最初の体液交換で術が発動し、その証として黒獅子が現れる。術が成功したら消えてしまうらしい。騎士として主に使えることが使命と生きてきたカレルは、なかなか家臣としての思いと考えが破れず苦心する。部下に「王を好きなのか」と問われ、忠誠と好意の境がわからなくなるカレル。

黒獅子に愛着がわき消えて欲しくない。
迷い、困惑の中で獅子を慰めとしてスコスコ中、ある出来事をきっかけにΩ化が進む。αの性質を持ったままのΩ化。稀有な存在となり、晴れて王と番となった。

王が何年も前からカレルと番うことを考え画策してきた大仕掛けは見事に成功。魔法使いの暴走はあったが、無事に婚儀を済ませた。カレルも段々とΩ化が進むにつれて変化していく。

色々な要素がぎっしり詰まった作品です。少々お腹いっぱいになりますが、王道ファンタジーとして楽しく読ます。
修正は白抜き、ちょっとわかりずらい。

追記∶2巻、子どもが3歳に。最初に番外編があって、出産のことが描かれている。2巻は…ずっとエッチしてます(笑)幸せそうで何より。噛み跡の不思議。安泰な国だ。
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