スメルズ ライク グリーン スピリット SIDE-B
」のレビュー

スメルズ ライク グリーン スピリット SIDE-B

永井三郎

ヒューマンドラマ。なるほど。

ネタバレ
2023年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ SIDE-Aを読んで続きが気になり、すぐにBも購入しました。
BLと思って読んだのですが、ジャンル的には女性マンガだったんですね。でも、納得です。三島と夢野の恋愛な一面もあるけど、それより自分のアイデンティティの着地点を探すヒューマンドラマがこの作品の本質なんですね。
SIDE-Aのほうが比較的コミカルに描かれていたのに対してSIDE-Bは現実を突き付けてくるスタイルでその落差に惹きこまれました。
三島と屋上でお互いのパンドラの箱を見せあったあの日が桐野にとってどんな記憶になって箱の中に仕舞われてるのか、想像しただけで胸が詰まる…
それぞれの道を行くと決めたあとの桐野の顔が塗りつぶされて見えない演出の意図考えてるんだけど…正解わからない…。もう2人は別の世界の人になったということの表れ?
あと、娘の名前に夏が入ってるのも桐野にとって夏が特別な季節だから?
三島と夢野も柳田先生も色々あったんだけど、桐野に対する考察ばかり考えてしまう。
あとがき読むまで、柳田先生は最初からショタなんだと思ってたんだけど、ショタというより南条くんの面影ずっと追いかけてる感じなのかな~スピンオフも完結したら一気に読みたいです。
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