高台家の人々
」のレビュー

高台家の人々

森本梢子

笑いすぎ注意(笑)

ネタバレ
2023年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 紙版で持ってるので知り合い何人かに貸しましたが、共通の感想が「笑っちゃうから人がいるところで読んじゃダメ(笑)」です。「平野」を告げ口してるの誰だよ(笑)とかヨーロッパの森とか、木絵ちゃんの妄想が面白いです(笑)。でも、ひとしきり笑ったあとで読み返すと、木絵ちゃんはすごく口下手なので、テレパスが使える光正さんだからこそ上手くやっていけるんだろうなと思うし、人の考えていることが(いい事だけでなく嫌な事も)わかってしまう光正さんはじめ高台家の3きょうだいにとって、穏やかな木絵ちゃんは得難い存在なんだなと思い、ジーンときちゃいます。
ちょっと残念なのは、タイトル通り高台家の人々の話がメインだということ。
祖父母の話は良かったのですが、母親が強キャラでちょっと苦手だったので、両親の話より木絵ちゃんと光正さんや、和正くんと猫のヨシマサの話がもっと読みたかったし、茂子ちゃんと和正くんの話は続きはないの?これで終わり?とちょっと消化不良。
でもとにかく笑えるしハッピーだし、良くも悪くも6巻完結という程よい長さなので、楽しい話が読みたい人にとてもオススメな作品です。
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