このレビューはネタバレを含みます▼
エンゾウ先生、とても画がお綺麗で、マザーズスピリッツも大好きなんですが、こちらも実に素晴らしい。最初は戌井からの半ば強引な展開と好き好き攻撃で、女と致しまくってた辰巳を捕まえて、なんとか成り立ってた関係ですが、巻数が進むにつれて、好きの熱量が同等に大きくなっていって、読んでてもう最高でした。でも、好きが匂いという形で見えてしまうフェロモン症。実際あったら怖いですねぇ。辰巳の気持ちが分かる。人の気持ちなんて、移りゆくもので熱量も変わるもの。そう思ってるほうが楽だし、実際にはそれが目に見えないものだから、それぞれの関係性が成り立ってるところもあるんでしょうし…。それでも、先のことは分からないし、戌井のずっと好きでいるって言葉を信じれなくても、戌井はその気持ちを言葉で何度も何度も伝えようとする。確かに嘘も言えるけど、言葉ってやっぱり大事よ。心の中は見えない。フェロモンで好きの熱量は分かっても、好きな人の声で言葉で聞くのは、なによりの安定剤だと思う。言霊は大きい。それができる戌井は凄いと思う。そして、エンゾウ先生の安定の綺麗な画でのエチシーンのエロいことエロいこと！これだけエチシーンも綺麗にしっかり描かれていらっしゃるのに、やはり盛大に白抜きされてしまうのは実に勿体ない。なんとかなりませぬか！？最初こそ嫌な感じの辰巳だったのに、もう戌井に愛されてからがまあ色っぽいし可愛いしで大変。ちょこちょこ結婚して大人になった２人も出てきますが、ちゃんと大人の男になってて、大人の色気プンプンで描き分け素晴らしい！２人の一途さとラブラブさに癒やされましたわー。そして、登場回数多めの友達もいい奴。楽しく読ませていただきましたぁ。ありがとうございました。
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