ポルノグラファー 単行本版
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ポルノグラファー 単行本版

丸木戸マキ

続きもの

ネタバレ
2023年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本作が第一作目。木島理生と春彦との出会いから恋人になるまで?続きは「続ポルノグラフアー」です。ですが。第二作は「インディゴの気分」の方で、木島と城戸の諸々の話です。全作を通して、木島の生き様、というか半生のようなものが描かれてます。木島は自由人で破天荒な人生を歩む、プライドの高い、面倒な人。一見クールな感じですが、面倒くさい物書きさんです。彼が如何にして現在に至るかが、三作を通して様々な視点から描かれています。一人で孤高に生きているように見えて、本当は寂しがり屋で人を巻き込んで、また人に生かされて小説家として何とか立っている、そんな感じの彼の周りには、春彦を始め、城戸、官能小説の大家の恩師、実家の妹など、色々な人が色々な形で彼を支えているんだな〜と感じます。なんか、一人の男の半生を見た気分でした。物語ですね。ぜひ三作全てを読んでみてください。ちなみに、二作目を最後に読みました。読み方はそれぞれですね~。
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