5巻完結ー！

何気なく試し読みをしたらおもしろかったからポチ。
あ、続きあるんだポチ。あら？まだある？で、5巻一気に購入してしまいました。
西国の王子ルーイは位の低い第六夫人から生まれた両性具有の王子。
政略結婚で狼の国の第二王子のゼスの元に嫁いでくる。
王女と偽っての政略結婚、見た目の違い、狼国の伝統など、ルーイにとっては不幸のオンパレードです。
不幸受けは好きですが、不幸すぎると読むのを躊躇う。
ルーイは確かに不運で不幸だけど、初めは冷たいゼスは優しくなるし、王宮にいるもっとも身近な人は優しいので、さほど嫌な想いをせずに読み進めます。
なかなかエチには至らないのですが、国同士のいざこやと兄弟間のわだかまり、しがらみからの解放など物語の筋はしっかりとあるのでとても読み応えありました。
ハピエンですし、泣けるシーンももりだくさんでとても良かったです。
5巻完結が長すぎず短すぎずでちょうどいい感じでした。