このレビューはネタバレを含みます▼
「自分の目的の為なら手段を厭わない」「自分の為なら何だって踏み台にする」、と書くと完全に「悪役」な筈。
しかし、「自分」とは「優しくて善人過ぎるエミ」であり、彼女の望む世界(目的)は「自分の力が及ぶ限り、多くの人を幸せにしたい。救いたい」と言う、善なる世界。
ヒロインは紛う事なき悪役令嬢で在りながら、彼女の行いで世界が救われ良い方へ進んで行くのは爽快でした。しかも頭脳も力もチートだから、救う次元が超越して居る。
「悪因悪果」「善因善果」が厳しいというか激しいですが、自分はこれも有りかなと思います。ヒロインは言外に「馬鹿(リィナ筆頭の罪人)は死んでも治らない」と言ってた気がしました。