マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―
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マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

ゆとと/半田畔/灰染せんり

備忘録として。

ネタバレ
2023年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画にひかれて、2巻までの感想。死刑囚というので、ピンときたのが全てがFになる、のマガタ博士を想起した。想像通り、物語は安楽椅子探偵のような形式で展開していく。脱獄するまでも同様。作画の方のセンスなのか、事件の絵はさほどグロさもなくオシャレに表現されている。丁寧な作画で読みやすいものの、強烈なまでに真性中学二年生だけがかかる病の力が凄まじい。読者は、この羞恥に耐えられるか否かが分かれ目だと思う。免疫があったり、エンタメとして楽しめれば素晴らしい作品。私は床をのたうち回り、時に耐えきれず叫びながら読みました(笑)。危うく第三の眼が開きそうになり、封印されし左腕が疼いて、隠された能力が目覚めるところでした。目覚めなくて良かった。2冊しか読んでないのに14冊くらい読んだかのような満腹感があります。懐かしの中学二年生表現が満載で古傷が疼きます。
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