宿敵なはずが、彼の剥き出しの溺愛から離れられません
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宿敵なはずが、彼の剥き出しの溺愛から離れられません

西條六花/白崎小夜

数奇な運命。

ネタバレ
2023年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 228ページ挿し絵なし。バリスタでカフェオーナーヒロインと公認会計士ヒーロー。ヒロインは身体にコンプレックスがあり恋愛に後ろ向きだったが、職場が近所という縁で付き合いが始まる。だが、そんな幸せな2人に数奇な運命が…という話。読んでいてリアルに「うそでしょ!?」ととても大きな声が出ました。加害者側と被害者側。本人たちに責任がないから、尚更気持ちの折り合いをつけるのが大変だと思います。なので2年という月日は2人にとって必要な時間だったのではないでしょうか。妹の悪行は的外れもいいところで、断罪されて然るべしでした。父の罪、妹の罪を背負うヒーローは『何もそこまで…』というくらい紳士です。これが世の言うスパダリなんじゃないかしら。そんな彼の雄めいたところもっと見たかったな(笑)相変わらず、その職業について詳しく調べられていて、コーヒーが全く飲めない私でも飲んでみたいという気にさせられる文章です。本当にお上手。欲を言えば挿し絵は欲しかったです。
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