密書でござる!-隠密大江戸春情録-【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
斑月
このレビューはネタバレを含みます▼
読み放題です。単話で途中までは読んだときは、沼助が毛深いのと独特の世界観がハマらないな〜と思っていたのですが、今回単行本読んで印象が変わりました。すごく面白いです。隠密の沼助が国元家老と江戸の殿の間を密書を携えて行き来するのですが、併せて伝えられる暗号が抱擁、接吻、吸茎とエスカレートしとうとう文書なしで暗号(?)のみを伝えるように。疑問と忠義の間で揺れる沼助の心の声が面白いです。ある意味時間と場所を超えた3Pのような・・・。表題作のほか短編が1作収録されており、こちらは少し切なく怪しい作品です。
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