浅春観測 【特典ペーパー付き／カラーページ増量版】
鳥谷コウ
大き過ぎる制服の中1とオカン味溢れる中3
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
中高一貫校の新中学3年生の雀松遥は､同じ駅から通う新中学1年生の八谷鷲人と知り合います｡小さな身体にブカブカの真新しい制服で居眠りする鷲人に庇護欲をを刺激された遥は､あれこれ世話を焼くようになります｡スポーツ推薦で入学し野球部に所属する鷲人は身体に応じてまだ幼く､遥のお世話に素直に従うのでした｡ある日､遥は彼女に鷲人の方が大事だと言ってしまい､鷲人は彼女に｢許さない｣とひっぱたかれます｡鷲人は弟みたいでほっとけないと言う遥に鷲人は､いつか階段2段分身長が伸びたら伝えたいことがあると宣言するのでした｡階段2段分〜恐らく30cm前後と思われるのですが､言われた遥はその高さではなく長さを必死に考えます｡今は自分の胸までしか無い鷲人が自分より高くなるまで､その時間を大切に鷲人を見守ろうと思うのでした｡鷲人のヴィジュアルからショタ系かなと思うのですが､そうではなくオカン系美人先輩がひよこから見守る攻め様の成長記です｡攻め様どころか恋と言うには余りにもほのかな心の揺れがタイトルに繋がります｡春まだ浅い二人のアオハルは『浅春観測〜14歳と16歳〜』に続き､連載中の『浅春観測〜桜舞う君と〜』で完結するようです｡
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