ロマンチック・ラメント
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ロマンチック・ラメント

左藤さなゆき

「運命」より自分の「選択」こそ最高の幸せ

ネタバレ
2023年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻もとても興味深く読みましたが、2巻は更に考えさせられました。相変わらずというか更にイチャラブの煌臣×旭の前になんと、今回は旭の運命の番の人が登場します。しかも、その相手がまた誠臣と煌臣の従兄弟、遊真くん...最初は当然やっと幸せを掴んで暮らしてる煌臣×旭を邪魔する奴...と思ったんですが、遊真くんの立場から考えると逆に煌臣が悪者なのか...とも思えて来て、読みながらとても複雑な気持ちになりました(笑)しかも、後半に出てくる誠臣×満留の話も全然予想もしなかった展開だったので、尚更複雑...(笑)でもそれぐらい今まで私が読んできたオメガバースに出る「運命の番」ということとそもそも「運命」というものに対して考えさせられる作品でした。確かに一目見た瞬間に今までの自分が崩れるとか、惹かれる存在に出会えるって奇跡みたいなことですし、だからこそ憧れてしまいますけど。運命って本当は瞬間の直感とかで深く刻まれただけであって、案外一時的なものかも知れないね...と読んでる途中に誠臣にめちゃくちゃ感情移入してしましました(笑)ちなみに2巻で誠臣は絵としてはひとコマも出ませんwここまで来たなら一層誠臣×満留の話も描いてほしい...!でも何か遊真×蛯原の話も面白そう...と思ったの私だけかな?!(笑)話がズレましたが、直感と本能に従う「運命」が絶対幸せってことでもない、自分の心で決める気持ちこそが幸せなこともあるんじゃない?という先生の素敵なメッセージが伝わってきました!益々ファンになりました...あ、あと1巻で物足りなかったエロイチャがもう2巻で爆発します。(笑)しかも修正が1巻に比べても大分ゆるゆるでしたので大満足、満たされました(笑)ということで、オメガバースで運命なんてクソ喰らえって話が好きな方はぜひ一度読んでみてください!
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