このレビューはネタバレを含みます▼
(2巻完結)
中学で'ともだち'になった対照的な二人が同じ高校へ。
人気者真里谷、無口無愛想でマネキン君と呼ばれる那智。
唯一の友達真里谷のそばにいることで交友関係の広がりに心乱される若葉のように幼く瑞々しい初恋譚◎
冒頭の騒がしさに少々迷子になりつつも、独特のテンポと空気感ある展開が心地よく入り込んでいました。人前で堂々と恋人繋ぎし、バッチバチの独占欲で友人に噛み付く可愛い二人を私もそばで見ていたかった笑
人とかなりズレた変わり者の那智ってウソが無い人。
チヤホヤされ慣れた人ほど(真里谷や藍沢さんや生徒会長達)そこを見抜けて。好青年かたなし真里谷に牙を剥かれた彼らが気の毒で楽しい。
あれほどの読書家那智が、色恋や人の機微に無知って疑問だけどwしたり顔の生徒会長はじめ未熟なDK達、人とちょっと違う両親や兄など沢山のポンコツな人達の中、際立つポンコツさを見せた二人が愛おしい爽やかな読後◎
とても面白かったです。
凸凹を補える二人(特に歌以外完全無欠の那智)の青年期成人期が無いのは残念ね〜両親のようなCPになりそうな二人の進化成長を見届けたかったです
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