死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)
六つ花えいこ/秋鹿ユギリ
あり
さん
(女性/40代)
総レビュー数:10件
このレビューはネタバレを含みます▼
恋人たちが何度も死に戻り、人生を繰り返すお話。
毎回どちらか片方にしか記憶がなく、しかもそれは死んでしまった最愛の恋人を抱きしめながら自分も死んでいくという結末。苦しんで足掻いてそれでも愛する人を死なせないように必死で動く様が涙を誘います。
恋人たちであるオリアナもヴィンセントも、どちらも記憶がある時も1つ前のものまで。それ以上に、それを見続けている審判者はもっともっと苦しかっただろうなと。
ミゲルはオリアナのことをどう思ってたんだろう。本来の恋人「役」だったということを踏まえると、やっぱり好きだったのかな。そう思うと余計に泣ける。久しぶりに号泣しつつも途中で辞めれず夜通しで読んでしまって、翌朝大変でした。笑
読了後も、なんかついついもう一度読みたくなる。特に最後のミゲルが笑顔ではしゃぎ倒すシーンは笑えるものの胸が打たれるものがありました。
これは、翌日の予定が何もない時間がたっぷりある時に、イッキ読みをオススメします。
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