もう一度会えたなら、いっぱいの笑顔を 望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す【イラスト入り】 【かきおろし番外編付】
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もう一度会えたなら、いっぱいの笑顔を 望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す【イラスト入り】 【かきおろし番外編付】

古池マヤ/紡木すあ

あふれる笑顔 を望んだ人は

ネタバレ
2023年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ それはヒロインだったのかなぁ ヒーローは最後の最後まで再会とわからなかったし。それにしてもヒロインは壮絶な半生で、敵国に嫁いで(でも、お相手は幼い頃の初恋の人であったというヒロインにとっては幸せなこと)虐げられながらもヒーローに尽くし、そのうえ第三国との戦いに敗れ捕虜として王妃として連れていかれる。そこでの酷い扱いに男性恐怖症になる。ようやく全てが誤解だったことをヒーローやその周辺の人が気づき、ヒロインを救い出して謝罪しても許せない思いがずッと続いた。ヒーローもずっと会いたかった大事にしたかった幼い頃出会った女の子がヒロインと気づくも遅すぎるよ。自分たちがしたことを悔い改めてもヒロインの身体の傷、心の傷は消えないよ。それを思うとズーンと気持ちが落ちて悲しくなる。その後のお話で溺愛が語られるけど、なぜか素直に幸せそうに見えない。それだけ壮絶すぎた。第三国で虐げられた時、子供ができなくて良かった、それだけが救い。とにかくヒロインがこれだけ痛めつけられるのは切なくて、ハッピーエンドなお話だけど幸せな気持ちにはなれなかった(T . T)
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