School Rumble
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School Rumble

小林尽

面白い、しかしモヤモヤ

ネタバレ
2023年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 当初はショートギャグ漫画だったのだが、登場人物のキャラが確立していった中盤から青春群像劇×複数の恋愛が交錯する展開になり、無類の面白さを発揮するように。キャラ付けや人物配置、展開などのレベルが高く、次の話が待ちきれなくドンドン買ってしまう魔力がある。ただ惜しむらくは、広げ過ぎた周辺人物の話などが放っておかれてしまい、最終回まで読んでも回収されずにモヤモヤが残ってしまう点。まぁあの流れの中で描ききるのは難しかったかもしれないが、魅力の一つであっただけにハマった人ほどモヤモヤが残ってしまうであろう。物語の核心の一つの八雲⇄播磨⇄沢近も中途半端な描写になってしまっているが、こちらは結論づけるとファンの論争が起こりそうなので、これで良かったのかもしれない(笑)

(追記)
スクールランブルZで作者的な結論が描かれていたことを確認。個人的には満足した。しかしあれは本篇で書くべきでは…。編集部とあまり上手くいってなかったのか。
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