憐れなβは恋を知らない【コミックス版】
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憐れなβは恋を知らない【コミックス版】

屋敷シマ

強引なストーリーではあるのに不快がない!

2023年1月21日
なんでしょう。とても丁寧にストーリーが組み込まれている訳ではなく、前半はモノログとか行動が強引だろうとツッコミたい時もあるし、αの行動については嫌悪もありなはずなのに、純愛と思える。
中盤よりセリフとモノログの選択が絶妙で、読み手が自然に、2人の行動と選択に寄り添えます。
たぶんβのαの全てを受け止める一途、忠犬ぷりが読み手までαを受け止めて、赦せさせるんでしょう。
これだけ強引なαにも幸せに結ばれるといいねと思ってしまう。
そういう物語のバランスって、その作者さんのセンス。才能。この強引な設定でも不快を感じさせないのは、作り方としては難しい。そこに拍手。というか普通に温かい気持ちで読めました。
早く幸せな2人が読みたいですが、終わらせ方が丁寧であるように、突然強引に幸せになりましたチャンチャンとならないように願ってます。
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