ゲイ風俗のH事情~ゲイビにウリ専、ぜんぶヤりました★
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ゲイ風俗のH事情~ゲイビにウリ専、ぜんぶヤりました★

かずあき

ゲイバー行ってみたい症候群に効きました

ネタバレ
2023年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLを読むようになって、いろんな症状を拗らせている昨今の私。どちらかと言うとサブカルチャーの一分野として、リアルなゲイカルチャーにも興味があるんです。そんな自分にとって、BLを読むようになって、行ってみたい場所ができてしまいまして。そう、よくBLに出てくるゲイバー。そこでオネエ系キャラのママさんからイジリの洗礼を受けてみたい!そんな思いにここしばらくとらわれていました…
でも、リアル腐レンズのいない自分。いくら接客のプロとはいえ、自分のような世代の人間が一人で行ったところで、先方も扱いに困るんではなかろうか?うーむ、どうしたらいいのか…と、思っていたところに、ちょうど残業仲間の男子(既婚)が目に入り(この年下の男子を連れて行ったらそんなに目立たないのではないだろうか…その横で時々イジられるくらいなら、そんなに迷惑にならんかも…)という酷い考えが浮かび、つい「ちょっと、オネエ系のママさんがいるお店に興味があってイジられてみたいなーって思うんだけ…」と、途中まで話してみたらドン引きされてしまい、サーっと青ざめました。(いかん。このままじゃ腐バレどころか、逆セクハラになってしまう…)そう、もうこの世代になると、セクハラの被害者じゃなくて、加害者になりかねないのです。さすがに脳内にコンプラ違反警報が鳴って「なーんてね、アハハ!」と笑い飛ばしたのですが、本当に日頃の言動には注意せないかんな…と反省しました。
しかし、一度きりの人生。このまま行かなくていいのか?とモヤモヤしていたところ、絵柄はアレだけどリアルゲイカルチャーを知るって意味じゃ面白そう…と興味を惹かれ、本作をポチり。そしたら、作者さまが元リアルオネエ系のゲイバーのママ!出だしのエピソードが女性入店可、のゲイバーでの女性客話で、ヒュッてなりました。そっかそっか、そう見えているのかーと。その後も、売り専とホストの関係や、キャバ嬢との対決、クローゼットゲイを知らない世代との世代格差など、スンとなったり、プッて吹き出したりふーんとなったり。「裸餓男」の読み方も最高!ネタものとして読む分には面白く、1回ゲイバー行ったくらいの裏話が知れた感じがして、ゲイバー行ってみたい症候群がおさまったんです。とりあえず私には効果があって嬉しかった〜〜。読みホに同じ作者の別作品あり。興味があったらどうぞ!
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